いつも十代ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は、「交番の前で4時間立っとけ!」厳しい上司からの指示に従った結果!とても優しくなった?について、ご紹介させていただきます。
・厳しい上司の下で働いている方
・厳しい上司が優しくなった方法を知りたい方
本記事は、これらの項目に該当する方々に伝えたい内容です。
数年前の私は、市民の安全・安心・笑顔を守る警察官でした・・・嘘です。
厳しい上司からの圧力に怯える新人警察官でした。
訪問者様は「警察官という職業について」どの様なイメージを持たれているのか存じませんが! 警察社会は、とっても厳しいです!!
どのくらい厳しいかと言いますと・・・次の名言を参考にしてください。(私が採用試験の個人面接で言ったこと!)
まさに! 警察官という職業は、この言葉通りです。
さらに、運(上司)次第では、仕事がとてつもなく嫌いになったり、とっても大好きになったりします。
今回は、数々の新人警察官を泣かせてきた厳しい上司とたったの数時間で仲良くなった時の出来事をご紹介させていただきますので、どうぞご覧くださいませ。
交番内がいつもと違ってソワソワ!?

当時の私は、警察学校を卒業して1ヵ月目の新人警察官でした。
いつも通り街の中にある交番で勤務をしていると、朝から優しい先輩方がとてもソワソワしていました。
気になった私は、先輩に理由を尋ねてみると・・・どうやら「めちゃくちゃ厳しい上司がこの交番にやってくる・・・!」とのことでした。
めちゃくちゃ厳しい上司とは!?
正直、めちゃくちゃ厳しい上司と聞いても、まったくピンときませんでした。
ですから、さらに詳しく聞くと「数々の新人警察官(男女問わず)を厳しく怒鳴りつけては、勤務中に泣かせてきたそうです。中には、勤務中に体調不良を訴えて早退したり、精神的苦痛からうつ状態になって数週間休養する新人警察官もいたそうです・・・」
そんなとてつもなく厳しい上司が、私の直属の上司になるとのことでした。
それも! 本日のお昼過ぎに・・・。
突然の悲報を聞いた私は、地域の安全パトロールに出発することにしました。(勤務表通りに行動。)
「交番の前で4時間立っとけ!」厳しい上司からの指示に従った結果!

そして、いよいよ運命の時間がやってきました。
厳しい上司との顔合わせ!
初対面での印象は、顔色が青白くて少し人相が悪いが、優しそうな雰囲気でした。
私は新しい上司に対して、元気良く挨拶したところ・・・「チィ! お前、声でかいねん! もっと静かに挨拶できへんのか?」と出会ってわずか1分でツッコミを入れていただきました。(少しキレてました。)
そして、上司は「俺は自分の仕事しかせんから、お前も自分の仕事だけに集中しろ! あと、仕事が出来へんかったら俺に質問せずに、自分で調べるか? 他の人に質問するか? どっちかにしろよ! わかったか?」と言われた。
私は「ハイ!」と大声で返答した。
すると、上司は「お前、アホやろ? まぁ、お前はこれから4時間ほど立番しとけ! 勤務表は俺が変更しとくから。わかったか?」と指示があった。
私は「ハイ!」と大声で返事し、警杖を片手に持ち立番に向かおうとしたところ・・・
上司は「お前! 誰が警杖を持って立番しろって言ったんじゃ?」と声を張り上げた。
私は「申し訳ございません。」と警杖を置いて、大きな盾を手にしようとすると・・・「チィ! 何も持たんでええから、さっさと交番の前に立っとけ!」との指示に従った。
制服姿で行う敬礼のパワーは凄まじい!
私は、厳しい先輩の視線を背中で感じながら、4時間も立番をしないといけなかった・・・。
ですから、ただ突っ立ってても時間が無駄なので、手当たり次第に交番の前を通り過ぎる人全員に挨拶したり、お話をしたりすることにしました。
すると、どんなに忙しそうな人でも必ず! 足を止めて、いろいろとお話して下さるので、改めて本物の警察官になったことを肌で感じていました。
そんな中、交番の前を通る可愛い女の子3人組を発見。
もちろん全員に挨拶をしていた私は、声をかけないはずがない!
敬礼をして声をかけたところ・・・どうやら「警察に相談したいことがある」とのことでした。
したがって、女の子3人組を交番の中へとご案内しました。
交番に可愛い女の子3人組をご案内!
可愛い女の子3人組が交番に入るや否や! 交番に在中している相談員のおじさんが笑顔で「どうされましたか?」と声をかけた瞬間。
ムスッとしていた上司が「どうなさいましたか? どうぞ、そちらの椅子におかけください。」とデレデレした表情で対応していた。
案内を終えた私は、引き続き交番の前に立っていた。
時折、交番内に目をやると、ムスッとしていた上司がとっても笑顔で会話をしていたので一安心と思いきや・・・いつも笑顔の相談員のおじさんがムスッとした表情で私を睨んでいたのだ。
数十分後、可愛い女の子3人組は、抱えていた悩みが解決したのか? 嬉しいそうな表情で交番を後にした。
その後、厳しい上司からは「お前、いつまで立番してんねん! 早く休憩しろ。」と休憩するよう指示がありました。(立番を始めてから1時間)
私は「え? もう休憩してもいいんですか?」と返答するも、厳しい上司は無視したため、私は交番内に戻って少し休むことにしました。
厳しい上司が優しくなった?相談員のおじさんの機嫌が悪い・・・
交番に戻った私は、違和感を感じました。
それは、厳しかった上司が私に対して「ええ仕事するやん! その調子やぞ!!」と初めて笑顔で褒めてくれました。
ところが! いつもニコニコしている相談員のおじさんは、なぜか⁉ 不機嫌だった・・・。
休憩を終えた私は、再び立番を始めました。
交番に50代くらいの女性2人をご案内!
すると! 今度は、50代くらいの女性2人が「警察に相談したいことがある。」とのことで、女性2人を交番の中へとご案内しました。
交番の自動ドアが開くと、上司はこちらをチラ見し、先ほどの対応とは違い、ムスッとした表情でパソコンの画面とにらめっこしていた。
一方で相談員のおじさんは、ムスッとしていた表情が和らいで「どうぞ、こちらへお掛け下さい。」と笑顔で案内していました。
以上、「交番の前で4時間立っとけ!」厳しい上司からの指示に従った結果!とても優しくなった?についてでした。
なお、この出来事をきっかけに上司は、私に対してとても優しくなりました。
その理由は・・・「私に対して何を言っても、アホやから意味がない。」と指導を諦めていたそうです。
最後に:警察官のお仕事は本当に大変だった
訪問者様いかがでしょうか?
警察官のお仕事について、少しは大変さを知ることができましたでしょうか?
冒頭でもご紹介させていただきましたが、「警察官のお仕事は、1年のうちの360日がとってもしんどい仕事ですが、残りの5日間は人から感謝される素敵な仕事です。」
特に! 新人警察官の頃は、この名言を胸に仕事に励んでいました。
これから警察を目指される方は、覚悟を決めて挑んでくださいね。
最後まで、ご覧いただき誠にありがとうございました。