いつも十代ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は、パトカー段差乗り上げ!安全呼称失敗!について、ご紹介させていただきます。
訪問者様は、安全呼称をご存知でしょうか?
街中では、電車の運転士やバスの運転手などが行っていると思います。
安全呼称とは!?
- 安全確認のため、信号や標識などの名称や状態を指で差して、声に出すことです。
今回は、元警察官の友人が安全呼称に失敗し、パトカーが段差に乗り上げた時の出来事について、ご紹介させていただきます。
パトカー段差乗り上げ!安全呼称失敗!
その日の友人は、パトカー勤務(補助)だった!
勤務時間は、だいたい朝8時から次の日の朝8時までだった。
※途中、仮眠時間あり。
110番通報
日付が変わった朝の6時頃、110番通報があり、パトカーで現場に駆け付けた。
110番通報された方のお宅に向かうには、少し狭い道を通らなければならなかった!
そして、無事に対応を終え、次の勤務員に交代する時間が迫っていたため、急いで署に帰ることになったそうだ。
安全呼称!
友人が乗ったパトカーが現場から署に戻るには、先ほど通ってきた狭い道を戻らないといけなかった。
友人は、パトカーが事故を起こさないように、細心の注意を払っていたそうだ。
- すると、前方に大きな段差を発見!
すぐさま、運転手に危険を知らせた。
前方にある段差に指を差し、
- 前方注意!
- 大きな段差があります!
と危険を知らせたのだった。

停まらないパトカー
しかし!! パトカーは停まらずに、どんどんその段差に近づいていったのだ・・・。
その道は、本当に狭かったため、運転手は段差のことよりも、圧迫感のある家の外壁に注意を向けていたそうだ。
もちろん! 友人はそのことに気付いていたが、
- 外壁側に余裕があるため、幅を寄せるように提案したそうだ。
それでも、パトカーを運転する上司は、車幅を寄せることなく、突き進んでいった。
パトカーが段差に激突!
友人の頭の中では、
- このままパトカーが進むと・・・段差に衝突する!!
と確信していた!!
だから、この状況をどうにかしないといけない!! と強く思い、安全呼称に力が入った!
- 段差注意!
- 段差注意!!
- 段差注意!!!
と前方の段差に指を差しながら、何度も大きな声で警告を促した。
にも関わらず・・・
停まらないパトカー!
進み続けるパトカー!
段差を避けようとしないパトカー・・・!
友人の思いは、隣で運転するパトカーの運転手の耳には届かない・・・。

- ドン!!!
とても大きな音を立て、車体が大きく揺れて、停車した!
友人は、すぐさまパトカーから降りて、事故状況を確認しようとしたところ・・・
なんと、運転手の目は、ギラギラと輝いていた!!
あろうことか! 運転手は、これでもかというほどアクセルを目一杯に踏み込み、車のエンジンの回転数を上げた!
友人は、心の中で思った。
- この運転手は、何を血迷ったのか? 正気の沙汰ではない。
そして、
- んん~~~~~~~~~~~!
と車が大きな唸りを上げている。
友人の頭の中には、パトカーの助手席に与えられた使命! 「安全呼称」という仕事を忘れていた。
そして、車体が少しずつ傾きながら、ゆっくりと前進し始めた!
すると、
- ガッシャン!
と大きな音を立てて、車体が平行になった。
それは、無事に? 段差を乗り上げたのであった。
その後の車内では、何事もなかったかのように、およそ1分間の沈黙が続いた!
運転手から衝撃の一言!
沈黙を破ったのは、運転手だった。
それは、
- うお~~~ぃ! 段差っていうのは、あのことやったんかのぉ~?
と質問されたそうだ。
隣にいる友人は、放心状態から気を取り戻して、
- はい! 大きな段差があったので伝えました。
とあっさり返答した。
すると、運転手は、
- ほうか!
と自損事故? を起こしていたのにも関わらず、まるで何事もなかったかのように署へと戻った!
引継ぎの時
署に到着すると、友人は、パトカーの引継ぎがあるため、急いでパトカーを洗車した!
その際、パトカーをしっかり確認した。
- すると、左の前輪あたりのボディが!! とんでもなく凹んでいた!
もう一度、言います。
- とんでもなく凹んでいたのだった!
そして、いざ引継ぎの時。
その日の勤務員は、パトカーを見るや否や、すぐにパトカーが大きく凹んでいることに気付いた!

またしても、衝撃の一言!
その日の勤務員は、かなり驚きながら、
- パトカーの傷跡を指差し、この大きな凹みは何があったんですか?
とパトカーを運転していた上司に質問した。
そして、上司は、思いもよらぬ衝撃の一言を発した!
それは、
- わしらが引き継いだ時にはあった! せやから、しっかり修理しとけよ!
と強気な態度で言い放った!
さらに、運転手は、
- わしらは何も知らんよな⁉
と段差を乗り上げるために、これでもかというほどアクセルを目一杯踏み込んだ時と同じギラギラした目で、友人に問いかけた。
友人は、
- はい……。
と絞るような声で返事したのであった。
すると、その日の勤務員は、どうにか納得? したのであった。
友人の心の中では、
- この運転手は、正気の沙汰ではない!
と改めて、思ったそうです。
※その後、友人はパトカーを引き継いだ方に、事の経緯を説明し、素直に謝ったそうだ。
以上、パトカー段差乗り上げ!安全呼称失敗!についてでした。
最後に
訪問者様いかがでしょうか?
- これは、実際に起きた出来事です!!
友人は、なぜ? 今回のことが起きたのか考えたそうだ。
その原因は、
- 安全呼称の失敗だった!
安全呼称の重要性を理解していただけましたでしょうか?
私は、警察官を辞めた今でも安全呼称を行いますよ。
それは、自分の身を守るためです。
訪問者様、もし良かったら挑戦してみてくださいね!
最後まで、ご覧いただき誠にありがとうございました。
いつも十代ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。今回は、警察官の仕事内容(一覧)について、ご紹介させていただきます。私は、消防士になりたくて公務員試験の勉強をしましたが・・・!残念ながら、消防士になることが[…]